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「気とは何か」について考えます。

治癒力は気力により拡大する

 「気は風、風は波を起こす」といいます。気が心や体と調和したとき想像も出来ぬ気力が生まれます。人は今までやれなかったことに挑戦しようと決意したときにこそ、気力が充実します。「病は気から」といいますが、治そうとする気力があるものは治り方が違います。「私は何もしませんので先生治してください。」という患者は治りません。ついでに、「少しでも良くなればと思ってきました。」と言う人は少ししか治りません。これは冗談ですが、全部治ってみせると思ってお出でください。丈夫になるには大事にするだけでなく、すこしだけ無理をすることが必要です。必ず治ってみせるという気力で動いていくことが健康への道です。

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美座時中氏の霊気投射療法

 美座氏の著書には治療の実際として、「啓発されたる手のひらを病患部へ軽く当てるのみにて、医薬で治しうる諸病はもちろん、医師の治せぬ病弱者、慢性の難症、精神病や重症麻痺者も驚くべき健康を得たり。この不可思議なる現象はいわゆる心霊療法ではなく、また単なる迷信でも、ごまかしでもない。当初から信じて手当てをしてもらえばそれに越したことはないが、乳児、精神病者が治る実績に照らせば信仰は無関係とわかる。また犬猫、鳥魚、草木といえどもその効果に変わりは無い。」と書いています。さらに、「殊に姑の背揉みをするに、本術を適用せばすこしも苦しみを覚えず、姑も普通のあんまより気分が優れ、施術する嫁も知らず知らずの間に自己養生を為す、一挙両得の効果がある。」だそうです。戦前の嫁、姑問題が思い浮かぶ一文です。 美座氏は他に自癒霊動法、遠隔治療法を行っています。

野口晴哉氏の愉気法

 野口式整体法、日本整体協会では「愉気の会」と「活元運動の会」を公開しています。出版物の「愉気法」等において定義付けと解説がされておりますが、治療における気については、最もわかりやすく、的確な説明であると思います。(内容が長くなりますので探してみてください)野口氏も遠隔治療を行っており弟子には透視術の指導もしたようです。

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 中国気功法とは

 日本気功協会では「仙遊功」という気功体操を普及させており、協会の方の話によると「気功は自分の身体を自分で治す方法であり、外気功や、武術気功はその一部でしかないです。」との事です。「日本で始めて気功を紹介したとき後ろから気功で人を倒すと言うのを自分と先生で見せたが、あれは互いに練習しあい、気が感応しあう者でなければ出来ない、初対面の者には無理なことで、まるっきりウソというわけではないがウソです。」「当時はそれが話題となり、気功を習おうと言う人も増えました。ああいうことも出来ると言うことですが、別物と思ったほうが良いですね。」と、お上手な日本語で話しておられました。

東洋医学と経絡

 人体の頭の先からつま先まで通っているのは血管、神経、リンパ腺のみですが、東洋医学ではほかに経絡と言うものがあるとしています。死体を解剖してもそれは出てきませんが、生きている人体のその部分を刺激すると神経反射とは違う反応が明らかに出るのでそこに経絡がある、としか言えないわけです。では血管には血液が、リンパ腺にはリンパ液が流れているように経絡には何が流れているのかと言えば、気が流れている、とされているのです。しかし経絡による治療はそれを行う施術者の腕前によってかなりの違いが現れます。誰がやっても同じ場所を同じ方法で行えば同じ結果が出る、再現性がある、と言うことが科学的といえる根拠になるのですが再現性に乏しい鍼、灸などの治療は科学的というよりはむしろ芸術的とも言えます。私たちも治療中にこれだ、というピンとくるものを感じる体験は多々ありますが、特に東洋医学の方はその感覚が重要となるようです。

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西洋医学にもある

 オステオパシーにはブイスプレット療法と言うものがあります。右手の指二本を後頭部から体の中心に向け当てると言うもので、患者には明らかな反応があり、特殊な能力を持つものには体の上を白い線が走るのが見えるといいます。また、スポンディーロテラピーには遠隔治療法もあるようです。

虫の知らせは寄生虫か?

 昔から人についている寄生虫は害がないそうです。人が病気で死んでしまっては自分も生きてはいけなくなるので、むしろ人のおかす危険な行動を回避させる働きがあるようです。寄生虫研究の藤田紘一郎先生は実験のため、サトミちゃんと名付けたサナダムシを体内で飼育した際に「人格が変わった」と書いておられます。「虫の好かない人」とは話し合ったり、一緒の食事が出来なくなった。無理をするとだんだん「虫の居所が悪くなり」、「虫ずが走る」のだ。お腹のサナダムシは何でもピーピーと「虫の知らせ」で教えてくれるので「虫のいい話」に乗ることは無くなり、そしてどうしても「腹の虫が収まらない」状況になると人がびっくりするほど暴れるようになった。先生一流のジョークも有るのでしょうが、花粉症、アレルギー、ダイエット等の効果だけではなく、寄生虫は野生の感を呼び戻すもののようです。

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波動転写機のウソ、ホント?

 波動転写機というものがあります。右側の物体(自分の右手など)の波動を左の物体(クリーム等)に転写することにより、その性質を変えてしまうというものです。自分の体質に合った薬や自分の肌にあった化粧品を作れる、またその効果は持続するというものなのです。確かにクリームはすべすべに、酒はうまくなります。構造は至ってシンプルで電磁コイルが内蔵されてるだけです。メーカーのお勧めは尿療法で、自分の尿を真水に転写すれば、その水を飲むことで同様の効果があると言うのです。さらに高額な漢方薬も水に転写すればその効果は同様で、品物が減ることは無いのでお徳ですとの事。しかしここまで来ると、じゃあ毒薬を水に転写すれば飲んだやつが死ぬのか?酒瓶に転写すれば水が酒に変わるのか?そして、ついに発売された波動料理鍋セットは鉄人の波動を転写済み、、、。壷売り霊感商法もびっくり!

ヒーリングて何?

 前世を透視する等というとオカルトっぽいですが、最近はやりのようです。私には全く分かりませんが知人のご主人(インド人でサイババの弟子、奥さんが通訳します。)がやっておられます。詳しく知りたい方はこちらへ。たまにインドへ修行に行って留守のときがあるようです。 サイババの誕生日は11月23日でその数週間前から信者は寺院に座り込んで待つのだそうです。この写真は98年に行ってきた時に写真館で購入されたそうです。でも、申し訳ない事に私はサイババが何をした人か?よく知りません。(写真は信者にお菓子を分け与えている場面だそうです。)

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 気の武術を実践する武道家

 現代の話です。私の古武術(神道夢想流杖術)の師匠は対峙した相手の気が見えると言います。気が見えるようになったきっかけは女性の弟子が妊娠してからも、かなりおなかが大きくなるまで練習していたのですが、ある日、目の前に構えた彼女の体が白く気に包まれているのが見え、それ以来との事です。後日、気に詳しい中国の拳法家の方と対談の機会があり、そのときのことを話すと「母親の子供を守ろうとする気が瞬時に発動したのではないか。」という答えだったそうです。ちなみに彼女は転勤でこれなくなるまで一歳ぐらいになる子供を背負って練習していました。

気が見える?

 浅山一伝流のある先生が私の師匠に語った所によると「私は自分の弟子にはけっして切られることはない、なぜなら彼がどんなに早く剣を使っても、切ってくる瞬間に彼の額に赤い星が出るのが見えるからさ。」なのだそうです。和道流の柳川昌弘師範はオーラがみえる、新体道の青木広之師範も同じように殺気を読むと言うことを著書に書いておられますが武術を極めた方というのはすごいものです。ついでに私にはどんな気が有るのか師匠に聞いた所、「熊倉さんは気がないねえー。」と肩を落とされてしまいました。気の入らない稽古ばかりしている、どちらかと言うと稽古あとの一杯にばかり気合が入っていた不肖の弟子で誠に申し訳ありませんでした。ちなみに秘伝の太刀筋は居酒屋の割り箸を使って伝授されます。

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姫野源次郎氏のエピソード

 美座氏の弟子である姫野氏も、気による治療のエピソードを持っています。「やってきた患者の足音を聞いただけで、何処が悪いのかが解った。」「すれ違いに体に触れただけで相手を動けなくする金縛りの術をかけた。」等など。姫野氏は美座氏のほかに主水何某と言う武術家に師事しており、主水師は武術の達人として有名で、傘を持たずに出かけた先で雨に有っても濡れて帰ってきたことが無い、と不思議がられたそうです。この手の話は武術家の逸話として明治頃には、富山県に限らず全国各地に残っていたようですが、現代で想像するに手に持っていた鉄扇か木刀で雨をなぎ払ったと言うことなのか?気で雨をはじいたのか?昔は化け物のような武術家が存在したようです。

科学か?哲学か?

 テレビで気とは何かを探る番組がたまにありますが、電磁波?遠赤外線?放射線?超音波?などと結局なぞは解けず。どうも物理的な物質、(質量のある物体)ではないようです。しかし哲学上の概念である物質、(人間の意識にかかわらず客観的に存在し、感覚を手がかりに認識出来得るもの、真空、影、時間、言語、なども)であるといえます。しかしこの物質は何なのか?そして気は心音が心臓から、脳波が脳から出るように肉体から発生する派生的なものとして存在します。肉体が死ねばその気も心音や脳波と同様に消滅します。死体には気が無いとすると、気とは生きている証なのかもしれませんね。

 気力、治療の気、霊気、気功、武術の気、これらが同じものなのか私にはわかりません。気が何かは将来解明されるでしょうがこれをワイドショー的に追うのはいいかげんにもう止めよう、活用できればそれで良い、理屈は後からついてくる、というのが現状です。美座時中氏いわく、「理屈は無用、治ればよろしい。」結局、結論は???でした。

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